【スパーク消火システム】
検知しにくいダクト内の火災原因を初期消火。
工場のダクト内を通るスパーク(熱微粒子)は、高速で移動しフィルターやサイロなどで検知されにくいうえ、極度の乾燥状態や、粉末状であることから火災の危険性があり、しばしば大規模な粉塵火災、粉塵爆発の結果を招いています。
スパーク消火システム
高感度検知器で瞬時に検知・消火
集塵装置などで集められ、ダクトを移動するスパークを、高感度検知器で瞬時に検知、即座にバルブが開き、一定量の消火水が、特殊ノズルから放射され消火するというシステムです。
こんな施設に最適です
化学薬品製造産業、木材加工、繊維、食品加工、革、ゴム、家畜の餌等、取り扱う原料等が、粉末状の工場
設置例
チップ乾燥 、ペレット製造、パーティクルボード、ファイバーボード 、コーヒー製造
仕様
スパーク検知器
- 検出波長:780〜1180nm( nanometer )
(近赤外線)
- 検出時間:5ms(1000分の5秒)以下
- 検出可能ダクト直径:0.2〜3m
- 視野角:110〜120度
- 使用温度範囲:-30〜+80℃(250℃)
- 高温(80℃以上)対応(最高500℃まで)
スパーク制御盤
- スパーク警報受信
- スパーク自動消火ユニットのバルブ作動、消火剤放射
- 消火時間設定
- 異常監視(断線、短絡、漏れ)
※区画数により、制御版を決定させます
圧力ブースター
- 供給配管の作動水圧が十分でない場合には圧力ブースターが必要となります(ダイヤグラム圧力容器)。
- タイプ:80L/180L/300L/600L/1000
スパーク自動消火ユニット/消火ノズル
- 作動圧力:0.4MPa以上
- 放水量:50〜150L/min
特長
- 取り外しが容易でメンテナンスが簡単
- 空気によるフラッシング機能により、レンズ清掃が可能
- テスト検出器をつけることにより制御盤から定期自動機能チェックが可能